当財団について

公益財団法人浜松電子工学奨励会

 大正13年以来、浜松高等工業学校において高柳健次郎先生を中心に全電子式テレビジョンの困難な研究が重ねられていたが、昭和10年に蓄積方式撮像管が 完成し、今日のテレビジョン技術の基礎が確立されるに至った。
 昭和12年、この研究成果として得られた特許権を日本放送協会などに譲渡し得た報奨金をもって電子工学に関する研究を助成し、その発達を促進する目的で 財団法人浜松高等工業学校電子工学奨励会が設立された。昭和19年に財団法人浜松工業専門学校電子工学奨励会、昭和26年に財団法人浜松電子工学奨励会と改称した。
 設立後は浜松高等工業学校における電子工学の研究助成および生徒訓育上必要な事業の援助を行ってきた。特に戦災によって廃嘘に帰した電子研究室に研究費の援助を行い研究員の研究意欲を振興させて、その復興に寄与した。かくして、高柳先生の研究以来の開拓的な研究の伝統をもった研究活動が継承され、静岡大学における電子工学の発展に大きな力となった。
 当財団では、昭和42年より研究奨学金の交付等によって萌芽的研究を助成していたが、さらに昭和60年に高柳賞を創設、広く電子科学の研究の発展に寄与している。
 なお、当法人は平成25年4月1日付けで「公益財団法人」に移行した。

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